7月5日 卵の生産者交流会を開催しました! 消費材委員会
生活クラブ生協大阪に産直いきいき卵(ケージ飼い)を供給している生産者の一つである会田共同養鶏組合より組合長理事の上村さんを招いて、鶴見区民センターにて卵の学習会を行いました。
出産を控えた方や若いママを含む34名の参加があり、関心の高さが伺えました。
パワーポイントを見ながら納得の参加者
目玉焼きに玉子焼き、お好み焼きにオムライス、ハンバーグのつなぎだったりフライの衣だったりと多くの料理に欠かすことのできない卵。
実は卵はほとんど全ての栄養素を含むスーパーフードです。
色々な用途があってよく使う卵だからこそ、それを産む鶏は一体どのように育てられ、どのような餌を食べているのか・・今回はそのような疑問の数々を生産者に直に聞けるまたとない機会となりました。
会田共同養鶏組合って?
会田共同養鶏組合は、長野県松本市北部の会田という地区にあります。
昭和38年、当時立ち行かなくなった7軒の農家を集めて組合を設立しました。
養鶏場は山の上に位置し、病気が持ち込まれないよう自動車は入り口で自動洗浄されます。
そんな外界との接触を遮断した高原の爽やかな空気の中で、親鶏をアニマルウェルフェア(※)という考えに基づき、夏場は温度管理された過ごしやすい鶏舎でのびのびと育てています。
※アニマルウェルフェアとは、家畜を快適な環境下で飼育することにより、ストレスや疾病をできる限り少なく、健康的な生活ができる飼育方法をめざす畜産のあり方です。
会田共同養鶏場の全景
以前は自然光と風の入る開放鶏舎でしたが、近年は標高700メートルでも夏場は30℃を超えることが多くなり、鶏にとっては過酷な環境となってきました。
多くの鶏を死なせてしまったことから、夏期は鶏舎を閉めて自動温度管理で暑さ対策をします。
換気と30℃以上になると水が流れて温度が下がる仕組みになっています。
もちろん自然光は入るので明るい鶏舎です。
ここで飼育されている鶏は国産鶏種(ゴトウさくら、もみじ、岡崎おうはん)のみ。
私たち生活クラブ大阪に供給される産直いきいき卵は『ゴトウさくら』が産む『さくらたまご』です。
鶏が毎日食べる餌は安心安全であることを追求しています。
市販の卵は遺伝子組み換えの餌がほとんどですが、会田共同養鶏では自家配合飼料工場を持ち、『NON-GM(遺伝子組み換えでない)・収穫後の農薬散布無し』の原料を使って餌を作っています。
以前は外部に依頼していましたが、中身は公開できないと言われたことから自家飼料工場を持つことになったということで、会田養鶏の信念を感じました。
また、生活クラブの米と同じ基準で作った『飼料米』も餌として使用しています。
これにより耕畜連携・休耕田の活用になるので環境問題の解決や循環型農業を目指すことにつながり、国内自給率の向上にもなります。
飼料には他にも、魚粉、牡蠣殻、唐辛子、黒麴菌を配合、これらを入れることで卵の味にコクがでたり、生臭みが抑えられます。
また、米を食べることで黄身の色が白っぽくなることから、黄色見を出すために、ファフィア酵母を加えています。
これは天然の広葉樹(ミズキやナラの樹)の樹液から分離したもので、抗酸化性があり、整腸作用もあって、鶏の健康にも役立っています。
採卵された卵は徹底した衛生管理の下、機械で洗卵しパッキングされて私たちの手元に届きます。
この卵が入った『モールドパック』はリユースパックなので、回収して3~4回繰り返し使います。
ですので、パックは捨てずに配達日に返却してくださいね。
採卵日と賞味期限が入っています
パックの中に入っている小さな紙に『採卵日と賞味期限』が記載されています。
市販の多くはパック日と賞味期限のみです。
いつ採卵されたのかを表示からは確かめることができません。
生協の卵は採卵日が明確なのは安心ですよね。
ところで、紙に記載された賞味期限は生で食べる場合の期限です。
期限日が過ぎても加熱調理すれば食べられます。
安心な卵をもっと食べませんか!
卵は、人の体内で作ることの出来ない必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。
成長促進、免疫力アップ、疲労回復、老化防止と様々な働きがあります。
また、かつて取り過ぎを危惧されたコレステロールですが、現在の栄養学では世界的にもコレストロールは必要な栄養素であることがわかってきていて、1日2~3個食べても問題はないということです。
ぜひ登録して食べましょう!
多いという方には6個入りもあります!また、10個では少し足りないという家庭なら、6個入りを2パックとか10個入りプラス6個入りなど組み合わせは自由自在。
家族の人数に合わせて生協の卵を上手に利用していきましょう。
学習会が済んだら、お待ちかねの試食タイム。
食べるカタログに案内が載っている温泉卵は会田養鶏の卵です。
安曇野の穂高温泉から買ってきた温泉を使って作られているとのことで、参加者一同 心してしっかりと味わいました(^o^)
温泉卵とゆで卵、かき玉汁
トロットロッの半熟卵
消費材のみついし切り昆布とかつお厚けずりを使って本格だしを取って作ったかきたま汁
卵についていろんな話で盛り上がる試食タイム。お家での卵のメニューも増えたようですよ。
私たちが毎日食べる卵を産む鶏たちが、ひよこの時期からどれだけ大切に育てられているか、また、親鶏が毎日食べる餌は安心安全なもので、それが次世代のビジョンにも繋がっている…
改めてすごい卵を食べているのだと嬉しく思いました。
(消費材委員会メンバー)
出産を控えた方や若いママを含む34名の参加があり、関心の高さが伺えました。
パワーポイントを見ながら納得の参加者
目玉焼きに玉子焼き、お好み焼きにオムライス、ハンバーグのつなぎだったりフライの衣だったりと多くの料理に欠かすことのできない卵。
実は卵はほとんど全ての栄養素を含むスーパーフードです。
色々な用途があってよく使う卵だからこそ、それを産む鶏は一体どのように育てられ、どのような餌を食べているのか・・今回はそのような疑問の数々を生産者に直に聞けるまたとない機会となりました。
会田共同養鶏組合って?
会田共同養鶏組合は、長野県松本市北部の会田という地区にあります。
昭和38年、当時立ち行かなくなった7軒の農家を集めて組合を設立しました。
養鶏場は山の上に位置し、病気が持ち込まれないよう自動車は入り口で自動洗浄されます。
そんな外界との接触を遮断した高原の爽やかな空気の中で、親鶏をアニマルウェルフェア(※)という考えに基づき、夏場は温度管理された過ごしやすい鶏舎でのびのびと育てています。
※アニマルウェルフェアとは、家畜を快適な環境下で飼育することにより、ストレスや疾病をできる限り少なく、健康的な生活ができる飼育方法をめざす畜産のあり方です。
会田共同養鶏場の全景
以前は自然光と風の入る開放鶏舎でしたが、近年は標高700メートルでも夏場は30℃を超えることが多くなり、鶏にとっては過酷な環境となってきました。
多くの鶏を死なせてしまったことから、夏期は鶏舎を閉めて自動温度管理で暑さ対策をします。
換気と30℃以上になると水が流れて温度が下がる仕組みになっています。
もちろん自然光は入るので明るい鶏舎です。
ここで飼育されている鶏は国産鶏種(ゴトウさくら、もみじ、岡崎おうはん)のみ。
私たち生活クラブ大阪に供給される産直いきいき卵は『ゴトウさくら』が産む『さくらたまご』です。
鶏が毎日食べる餌は安心安全であることを追求しています。
市販の卵は遺伝子組み換えの餌がほとんどですが、会田共同養鶏では自家配合飼料工場を持ち、『NON-GM(遺伝子組み換えでない)・収穫後の農薬散布無し』の原料を使って餌を作っています。
以前は外部に依頼していましたが、中身は公開できないと言われたことから自家飼料工場を持つことになったということで、会田養鶏の信念を感じました。
また、生活クラブの米と同じ基準で作った『飼料米』も餌として使用しています。
これにより耕畜連携・休耕田の活用になるので環境問題の解決や循環型農業を目指すことにつながり、国内自給率の向上にもなります。
飼料には他にも、魚粉、牡蠣殻、唐辛子、黒麴菌を配合、これらを入れることで卵の味にコクがでたり、生臭みが抑えられます。
また、米を食べることで黄身の色が白っぽくなることから、黄色見を出すために、ファフィア酵母を加えています。
これは天然の広葉樹(ミズキやナラの樹)の樹液から分離したもので、抗酸化性があり、整腸作用もあって、鶏の健康にも役立っています。
採卵された卵は徹底した衛生管理の下、機械で洗卵しパッキングされて私たちの手元に届きます。
この卵が入った『モールドパック』はリユースパックなので、回収して3~4回繰り返し使います。
ですので、パックは捨てずに配達日に返却してくださいね。
採卵日と賞味期限が入っています
パックの中に入っている小さな紙に『採卵日と賞味期限』が記載されています。
市販の多くはパック日と賞味期限のみです。
いつ採卵されたのかを表示からは確かめることができません。
生協の卵は採卵日が明確なのは安心ですよね。
ところで、紙に記載された賞味期限は生で食べる場合の期限です。
期限日が過ぎても加熱調理すれば食べられます。
安心な卵をもっと食べませんか!
卵は、人の体内で作ることの出来ない必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。
成長促進、免疫力アップ、疲労回復、老化防止と様々な働きがあります。
また、かつて取り過ぎを危惧されたコレステロールですが、現在の栄養学では世界的にもコレストロールは必要な栄養素であることがわかってきていて、1日2~3個食べても問題はないということです。
ぜひ登録して食べましょう!
多いという方には6個入りもあります!また、10個では少し足りないという家庭なら、6個入りを2パックとか10個入りプラス6個入りなど組み合わせは自由自在。
家族の人数に合わせて生協の卵を上手に利用していきましょう。
学習会が済んだら、お待ちかねの試食タイム。
食べるカタログに案内が載っている温泉卵は会田養鶏の卵です。
安曇野の穂高温泉から買ってきた温泉を使って作られているとのことで、参加者一同 心してしっかりと味わいました(^o^)
温泉卵とゆで卵、かき玉汁
トロットロッの半熟卵
消費材のみついし切り昆布とかつお厚けずりを使って本格だしを取って作ったかきたま汁
卵についていろんな話で盛り上がる試食タイム。お家での卵のメニューも増えたようですよ。
私たちが毎日食べる卵を産む鶏たちが、ひよこの時期からどれだけ大切に育てられているか、また、親鶏が毎日食べる餌は安心安全なもので、それが次世代のビジョンにも繋がっている…
改めてすごい卵を食べているのだと嬉しく思いました。
(消費材委員会メンバー)