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自然エネルギー発電・庄内FEC自給コミュニティ オープニングイベントに参加しました。

生活クラブ生協は、自然と共生し地域の資源を生かして地域を中心にネットワークされた自治型の未来を目指していくために、「FEC自給ネットワーク」を形成することを進めています。
人が生きていくために必要な「食・Food」「エネルギー・Energy」「たすけあい・Care」を地域内で自給して、人々の関係性を作り地域で自治していく社会を築いていくのです。
「地域の資源からの利益は地域に戻す」ということで、庄内自然エネルギー発電の収益の一部を積み立てる「庄内遊佐太陽光発電基金(仮称)」を創設し、酒田市、遊佐町、生活クラブ連合会、庄内親生会の4者が協定を調印し地域づくりに役立てることになりました。
5月30日にその調印式が行われましたので参加しました。




■基金をどのように地域づくりに役立てるのか?
人口減少対策のための酒田市の取り組み
  1. 「働きたい」がかなう酒田をつくる
  2. 酒田へ新しい人の流れをつくる
  3. 「結婚、出産、子育ての希望」がかなう酒田をつくる
  4. 「つながり」と「安心」にあふれた「住み続けたい」酒田をつくる
生活クラブと酒田市の取り組み
  1. 消費材の主要な生産地(遊YOU米、平田牧場、月山農場など)45年の提携の歴史、延べ1万人以上の組合員との産地での交流
  2. FEC自給ネットワークづくりの一環で「産地で暮らす」ことを推進している新しい人の流れを作りたい酒田市とは意志一致している。すでに移住している組合員がいる
  3. 業務委託を始めている(専用チラシの配布、WEBページ創設、個別相談会の開催、研究交流集会での分科会開催、ゆるやかな連絡会の開催など)
今後の具体的な取り組み
・民間の力を活用して拠点とそれに併設する住まいの整備
・酒田に来てもらっていろいろな活動に触れる機会を提供
・関わりをコーディネートする人、機能、場の整備
・移住とその後の生きがいづくり、活動をサポート
・引き続き暮らし方の提案と酒田からの情報提供

参加するフィールドとしての受け皿
・地域包括ケアシステムの中で、自ら介護予防に取り組みながら、持続可能なシステムとして維持、発展させていく取り組み
・自然豊かな暮らしを楽しみつつ、それを活性化につなげるアイデアを出し実行する人材として参加する暮らし
・農業、観光おもてなし、大学での学び、生まれ変わる駅前、空き家の利用や新しい住まいづくりも行い拠点づくり


持続可能な地域づくりのために、また生産地がこれからも元気でいられるように以上のような方法で地域づくりに取り組む計画です。
私たち組合員も、生活クラブの知恵と経験と精神を生産地の地域課題に活かすことができます。
これからの暮らし方を参加型で豊かなものとし、生きがいをもって地域で活躍するロールモデルを生み出し発信する場となることが期待されます。



また、庄内太陽光発電のオープニング式にも参加しましたので、報告します。

■庄内太陽光発電所
  設備容量:18MW(5700世帯分の供給力) 
         庄内で電力を使い、余剰電力を生活クラブエナジーに供給し組合員が使う

  CO₂削減量:9200t -CO₂/年 。
  売電先・生活クラブエナジー、東北電力
  運転開始:19年2月



太陽光パネル66,440枚の広大な太陽光発電所でした。
鳥海山を望む雄大な風景の中に建設されたので、近隣への影響や景観面で心配していましたが、近隣に他社の太陽光発電がありそのような場所になっていること、そのため周辺にはほとんど民家がなく、民家は見渡す限り1軒だけで、その民家はパネルの向きからすると、影響を受けないだろうと思われます。
雪深い土地柄、晴れた日がどれくらいあるのかという不安の声がありましたが2月の運転以来、晴天が続き、順調な経営だそうです。




2016年の電力小売り自由化以来、消費者が電気を選べる時代になりました。
生活クラブ生協では、次世代には原発事故を経験させたくないと考え、安心して暮らせる社会にしていくために、自然エネルギーで暮らすことを提案し、生活クラブエナジーを設立しました。

賛同者(生活クラブでんき契約者)は約15,000人になり、多くの生産者も出資して仲間になっています。
庄内の電気は関西ではまだ使うことはできませんが、2020年の発送電分離以降は使うことができるようになるかもしれません。
日本各地の同じ志のエネルギー生産地の電気を使うことができるって素晴らしい。
その生産地と消費材でも福祉でも結びつけます。
暮らしが豊かになるってこういうことだな、と実感できる経験でした。


理事長 浅井由起子


 

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