2019年3月2日【生活クラブ生活協同組合大阪50周年記念式典】を開催しました。
2019年3月2日、ホテルグランヴィア大阪 名庭大宴会場で
【生活クラブ生活協同組合大阪50周年記念式典】を開催しました。
式典参加数は317名(生協関連団体32名、生産者91名、退任役員44名、現役員・委員107名、職員43名)でした。
50周年記念式典プログラム
開会挨拶
田上理事の開会挨拶で、式を開始しました。
理事長挨拶
「50年前自らの暮らしをよくしていきたいという気持ちが原点で活動が始まり、予約というシステムを通して生産者と産直運動を進めてきたこと。
そして先輩組合員が歩み実績を積んでこられたことを土台に今も引き継ぎ、活動していること。
これからも身近な暮らしからの実践が、次世代により良い社会を残していくことにつながるということを引き継いでいきたい」と50年を振り返り、これからの決意を語りました。
生活クラブ連合会の加藤会長からは、「関西圏で更なる躍進を!」
大阪府生活協同組合連合会のタン・ミッシェル会長理事からは、50年間の活動と功績に賛辞と労いのお言葉をいただきました。
千里山生協の再建に力を尽くされた千里山生協元理事長の柴橋氏からのご祝辞に続き、
「大学から地域へ」をテーマに千里山生協・東部生協で職員として過ごし、東部生協専務理事、アルファコープおおさか専務理事、理事長、生活クラブ生協大阪副理事長を歴任した生田顧問から、当時の様子について話がありました。
祝電紹介
✿全国農業協同組合中央会前会長 奥野長衛氏
✿生活クラブ生協千葉
✿コーミ株式会社 牧戸正博氏
からのお祝いのメッセージを披露しました。
記念講演 魚柄仁之助氏
テーマ「食のリテラシー 食情報を読み解くチカラで生きのびる」
プロフィール
1956年北九州市生まれ。食文化研究家。
生活クラブ連合会が発行する協同組合の新聞「生活と自治」に2018年6月号まで「オートメ依存症脱出宣言」を連載。現在、生活と自治WEB版に「あっ!!できたっ 料理術」を連載中。
https://www.seikatsuclub.coop/seikatsutojichi/cook.html
「昔ながらの伝統的な和食は…こんなにも優れていたのに…食の欧米化で…食が乱れ」
このような文言を「食の識者、指導者」はよく使いますが、その根拠はあるのでしょうか。
世の中にあふれる情報に振り回されず、歴史的事実と科学的事実を知った上で正確に読み解くチカラを持とう。
自分で調べ考えて、伝統や身体に良いといった食情報を読み解く力を養う必要があると話されました。
懇親会までの休憩時間には書籍販売を行いました。
準備した本は、あっという間に完売しました。
あゆみ
先輩組合員お二人(千里山生協とアルファコープおおさかの生き字引)のご協力を得て、作成しました。
2007年、千里山生協とアルファコープおおさかが生活クラブ連合会に加入し、2008年に両生協が合併して生活クラブ生協大阪が誕生するまでの歴史を懐かしいスライドと共に田上理事が伝えました。
千里山生協の設立は1946年、戦後の物資不足の中で地域の主婦たちが物資の共同購入を行ったのが始まりです。50年前の1969年3月に再建を果たしました。アルファコープおおさかの前身である、東部生協設立が1976年。西部生協設立が1980年。両生協合併が2000年。
先輩組合員のみなさんは生産者と共に組合員・職員みんなでさまざまな取り組みを行い、FECの基礎作りをして下さっていたことが、良く分かりました。
50周年記念誌【協同の軌跡】に詳しく記載されています。
50周年あゆみ
鏡開き
生産者の山名酒造の樽酒で行いました。
法被姿で「よいしょ、よいしょ、よいしょ!」
司会の高垣常任理事の合図で会場参加者全員で掛け声を唱和し、温かな拍手と歓声があふれました。
50年の歴史を感じました。
近畿親生会代表世話人のコーミ株式会社 顧問 牧戸氏のご発声で「かんぱーい!」
第2部、懇親会の始まり始まり~
食事となりました。
歓談・食事のあと、生産者代表のお話しとして、株式会社産直南島原代表取締役 林田氏から後継者である息子さんが結婚されお孫さんが誕生予定であることのお話がありました。
現在の日本の農業の様々な問題点として、特に深刻なのが農業従事者の高齢化と後継者の不足です。
そんな中での林田さんのお話は明るい未来が見えました。作り手の生産者と私たち食べ手がしっかりと交流を深めて、お互いの信頼関係=産直運動を築いてきた賜物だと思いました。
また、会場には出産を控えた若い生産者のご夫婦もおられました。これからも、約束した量をしっかりと食べていく活動を広げ「持続可能な生産と消費」を次世代へ引き継いでいきたいと思いました。
生活クラブ親生会副会長の 株式会社奥和 代表取締役 奥村氏からもお祝いの言葉をいただきました。
前理事長の渡会さんからは、合併以前の危機的な低迷期の時代を振り返り、これからの活動にエールをいただきました。
活動発表
消費材委員、自然エネルギー部会委員、エッコロ委員が、18年度の活動をスライドと共に発表しました。
「私たちは、自然と共生し、食べもの(Food)、エネルギー(Energy)、福祉(Care)をできる限り自給・循環させる『サステイナブル(持続可能)な生き方』を選びます。」をテーマにおきました。
F(食べもの)発表者:加藤照子さん 清水晶子さん
「生産者とともに作り上げてきた消費材について学び、利用する組合員を増やすことに取り組んでいます。」
E(エネルギー)発表者:奥村芳美さん
「私たちは何をどう選んだら良いのか。日々の暮らし方を提案しています。」
C(福祉)発表者:増田久美子さん 片桐美智子さん
「地域の中でともに支え合うしくみを育てています。」
「これからも人と人とのつながりを紡ぎ、組合員一人ひとりが主役となり、今そして未来に向けて誰もが安心して暮らすことができるような社会をめざし活動していきます。
生活クラブに加入して良かった!と思う組合員がどんどん増えることを願い、発表を終わらせて頂きます。」
と若江常任理事が締めくくりました。
何よりも、多くの組合員が活き活きと活動に参加している姿に感激しました。
職員紹介
中村常務理事から、部署ごと支所ごとの紹介がありました。
正規職員 総勢43名。
50年前から、ずっと組合員に寄り添っていっしょに活動をしてきました。
これからも、共に考え活動していきたいと思います。
真下専務挨拶
「『協同の力で事業を通して生活や社会の課題を解決していく、という生活協同組合の理念を大切に』生産者と共に組合員・職員が力を合わせ未来に向けて歩みを進めていきましょう。」と式典をまとめました。
毎日が安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向けて、失われつつある人と人のつながりを新たに紡ぎ、一人ひとりが人間としての尊厳と個性を大切に、信頼して助け合う社会の実現を目指していきたいと思います。
現在、これからの社会に必要な考え方として国連がSDGsを提唱しています。
実現のパートナーとして協同組合は期待されています。
私たちは、生活クラブ10原則を現代版に変更しSDGsの考え方を反映させて、10のThink&Actをはじめとする原則を持ちました。
これから更に協同組合として役割を果たせるよう、活動していきたいと強く思いました。
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。このサミットでは、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。この文書の中核を成す「持続可能な開発目標」をSDGsと呼んでいます。
大阪締め
生田顧問による大阪締めで、閉会となりました。
「打ーちまひょ」 パンパン
「もひとつせ」 パンパン
「祝(いお)うて三度」 パパン パン
「あーめでたいな…」パン
食事を楽しみながら、和やかな雰囲気で何年か振りの再会を喜ぶ姿があちこちで見られました。
生産者からは、「あゆみを聞けて良かった。昔の様子が良く分かった。」という声もいただきました。
退任理事で今もずっと活動に関わって下さっている方もおられます。
また、石けん運動や生産者交流会、産直🌸春のつどい、フェスタなど名称は変わっても引き継がれている活動に感激されている先輩理事もおられました。
生協を設立した方々にもお会いでき、ここに参加している一人ひとりみんなが一歩ずつ歩みバトンタッチしている姿が目に浮かびました。
みなさまのお陰で周年事業を締めくくることができました。ご参加の生産者、関係団体、退任理事の方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に、当日そして当日を迎えるまでの諸準備を担ってくださった理事会メンバー・職員のみなさん、本当にありがとうございました。
【生活クラブ生活協同組合大阪50周年記念式典】を開催しました。
式典参加数は317名(生協関連団体32名、生産者91名、退任役員44名、現役員・委員107名、職員43名)でした。
50周年記念式典プログラム
開会挨拶
田上理事の開会挨拶で、式を開始しました。
理事長挨拶
「50年前自らの暮らしをよくしていきたいという気持ちが原点で活動が始まり、予約というシステムを通して生産者と産直運動を進めてきたこと。
そして先輩組合員が歩み実績を積んでこられたことを土台に今も引き継ぎ、活動していること。
これからも身近な暮らしからの実践が、次世代により良い社会を残していくことにつながるということを引き継いでいきたい」と50年を振り返り、これからの決意を語りました。
生活クラブ連合会の加藤会長からは、「関西圏で更なる躍進を!」
大阪府生活協同組合連合会のタン・ミッシェル会長理事からは、50年間の活動と功績に賛辞と労いのお言葉をいただきました。
千里山生協の再建に力を尽くされた千里山生協元理事長の柴橋氏からのご祝辞に続き、
「大学から地域へ」をテーマに千里山生協・東部生協で職員として過ごし、東部生協専務理事、アルファコープおおさか専務理事、理事長、生活クラブ生協大阪副理事長を歴任した生田顧問から、当時の様子について話がありました。
祝電紹介
✿全国農業協同組合中央会前会長 奥野長衛氏
✿生活クラブ生協千葉
✿コーミ株式会社 牧戸正博氏
からのお祝いのメッセージを披露しました。
記念講演 魚柄仁之助氏
テーマ「食のリテラシー 食情報を読み解くチカラで生きのびる」
プロフィール
1956年北九州市生まれ。食文化研究家。
生活クラブ連合会が発行する協同組合の新聞「生活と自治」に2018年6月号まで「オートメ依存症脱出宣言」を連載。現在、生活と自治WEB版に「あっ!!できたっ 料理術」を連載中。
https://www.seikatsuclub.coop/seikatsutojichi/cook.html
「昔ながらの伝統的な和食は…こんなにも優れていたのに…食の欧米化で…食が乱れ」
このような文言を「食の識者、指導者」はよく使いますが、その根拠はあるのでしょうか。
世の中にあふれる情報に振り回されず、歴史的事実と科学的事実を知った上で正確に読み解くチカラを持とう。
自分で調べ考えて、伝統や身体に良いといった食情報を読み解く力を養う必要があると話されました。
懇親会までの休憩時間には書籍販売を行いました。
準備した本は、あっという間に完売しました。
あゆみ
先輩組合員お二人(千里山生協とアルファコープおおさかの生き字引)のご協力を得て、作成しました。
2007年、千里山生協とアルファコープおおさかが生活クラブ連合会に加入し、2008年に両生協が合併して生活クラブ生協大阪が誕生するまでの歴史を懐かしいスライドと共に田上理事が伝えました。
千里山生協の設立は1946年、戦後の物資不足の中で地域の主婦たちが物資の共同購入を行ったのが始まりです。50年前の1969年3月に再建を果たしました。アルファコープおおさかの前身である、東部生協設立が1976年。西部生協設立が1980年。両生協合併が2000年。
先輩組合員のみなさんは生産者と共に組合員・職員みんなでさまざまな取り組みを行い、FECの基礎作りをして下さっていたことが、良く分かりました。
50周年記念誌【協同の軌跡】に詳しく記載されています。
50周年あゆみ
鏡開き
生産者の山名酒造の樽酒で行いました。
法被姿で「よいしょ、よいしょ、よいしょ!」
司会の高垣常任理事の合図で会場参加者全員で掛け声を唱和し、温かな拍手と歓声があふれました。
50年の歴史を感じました。
近畿親生会代表世話人のコーミ株式会社 顧問 牧戸氏のご発声で「かんぱーい!」
第2部、懇親会の始まり始まり~
食事となりました。
歓談・食事のあと、生産者代表のお話しとして、株式会社産直南島原代表取締役 林田氏から後継者である息子さんが結婚されお孫さんが誕生予定であることのお話がありました。
現在の日本の農業の様々な問題点として、特に深刻なのが農業従事者の高齢化と後継者の不足です。
そんな中での林田さんのお話は明るい未来が見えました。作り手の生産者と私たち食べ手がしっかりと交流を深めて、お互いの信頼関係=産直運動を築いてきた賜物だと思いました。
また、会場には出産を控えた若い生産者のご夫婦もおられました。これからも、約束した量をしっかりと食べていく活動を広げ「持続可能な生産と消費」を次世代へ引き継いでいきたいと思いました。
生活クラブ親生会副会長の 株式会社奥和 代表取締役 奥村氏からもお祝いの言葉をいただきました。
前理事長の渡会さんからは、合併以前の危機的な低迷期の時代を振り返り、これからの活動にエールをいただきました。
活動発表
消費材委員、自然エネルギー部会委員、エッコロ委員が、18年度の活動をスライドと共に発表しました。
「私たちは、自然と共生し、食べもの(Food)、エネルギー(Energy)、福祉(Care)をできる限り自給・循環させる『サステイナブル(持続可能)な生き方』を選びます。」をテーマにおきました。
F(食べもの)発表者:加藤照子さん 清水晶子さん
「生産者とともに作り上げてきた消費材について学び、利用する組合員を増やすことに取り組んでいます。」
E(エネルギー)発表者:奥村芳美さん
「私たちは何をどう選んだら良いのか。日々の暮らし方を提案しています。」
C(福祉)発表者:増田久美子さん 片桐美智子さん
「地域の中でともに支え合うしくみを育てています。」
「これからも人と人とのつながりを紡ぎ、組合員一人ひとりが主役となり、今そして未来に向けて誰もが安心して暮らすことができるような社会をめざし活動していきます。
生活クラブに加入して良かった!と思う組合員がどんどん増えることを願い、発表を終わらせて頂きます。」
と若江常任理事が締めくくりました。
何よりも、多くの組合員が活き活きと活動に参加している姿に感激しました。
職員紹介
中村常務理事から、部署ごと支所ごとの紹介がありました。
正規職員 総勢43名。
50年前から、ずっと組合員に寄り添っていっしょに活動をしてきました。
これからも、共に考え活動していきたいと思います。
真下専務挨拶
「『協同の力で事業を通して生活や社会の課題を解決していく、という生活協同組合の理念を大切に』生産者と共に組合員・職員が力を合わせ未来に向けて歩みを進めていきましょう。」と式典をまとめました。
毎日が安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向けて、失われつつある人と人のつながりを新たに紡ぎ、一人ひとりが人間としての尊厳と個性を大切に、信頼して助け合う社会の実現を目指していきたいと思います。
現在、これからの社会に必要な考え方として国連がSDGsを提唱しています。
実現のパートナーとして協同組合は期待されています。
私たちは、生活クラブ10原則を現代版に変更しSDGsの考え方を反映させて、10のThink&Actをはじめとする原則を持ちました。
これから更に協同組合として役割を果たせるよう、活動していきたいと強く思いました。
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。このサミットでは、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。この文書の中核を成す「持続可能な開発目標」をSDGsと呼んでいます。
大阪締め
生田顧問による大阪締めで、閉会となりました。
「打ーちまひょ」 パンパン
「もひとつせ」 パンパン
「祝(いお)うて三度」 パパン パン
「あーめでたいな…」パン
食事を楽しみながら、和やかな雰囲気で何年か振りの再会を喜ぶ姿があちこちで見られました。
生産者からは、「あゆみを聞けて良かった。昔の様子が良く分かった。」という声もいただきました。
退任理事で今もずっと活動に関わって下さっている方もおられます。
また、石けん運動や生産者交流会、産直🌸春のつどい、フェスタなど名称は変わっても引き継がれている活動に感激されている先輩理事もおられました。
生協を設立した方々にもお会いでき、ここに参加している一人ひとりみんなが一歩ずつ歩みバトンタッチしている姿が目に浮かびました。
みなさまのお陰で周年事業を締めくくることができました。ご参加の生産者、関係団体、退任理事の方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に、当日そして当日を迎えるまでの諸準備を担ってくださった理事会メンバー・職員のみなさん、本当にありがとうございました。
記念式典担当 田中富久子