伊賀有機生産者交流会を開催しました!!
2018年12月13日(木)にクレオ大阪東にて、伊賀有機生産者交流会を開催しました。
伊賀有機農産供給センターは三重県伊賀市にある有機農家のグループです。
1984年「美しい大地と空を子どもたちに」との思いからグループを立ち上げ、自然にある「命の環」の中で生きたいと願い、季節ごとにそのとき採れる旬の野菜を露地栽培することを基本としています。
農地として決して適した土地ではないそうですが、志を同じくする者が県内外から集まり30数年の歴史の中で、20~60代の生産者が育っています。
そんな伊賀から今回は研修生も含めて5名の生産者が来阪しました。たくさんの伊賀の光景や収穫された野菜の写真と、野菜の種まきから出荷までをクレヨンで描いたカラフルな掲示物に、会場の調理室の中は華やいだ雰囲気に。そこへ、赤ちゃんをおんぶしたお母さん方も次々と入ってこられて、交流会会場は一気に活気に満ちてきました。
初めに産直交流部会から生活クラブ生協大阪の「やさいBOX」の説明がありました。栽培期間中化学合成農薬と化学肥料は使用しない、青森県から熊本県まで13産地の旬の野菜で企画された「やさいBOX」は、組合員が毎週利用する登録システムで成り立っています。登録という食べる約束があることで生産者は安心して農業に励むことが出来るし、私たち組合員にとっては、市場に出回るオーガニック野菜より購入しやすい価格で利用することができます。
生産者からの話が始まると、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。山口さん夫妻からは伊賀のグループに入る前は長野県の生産法人でキャベツやレタス作りを習ったという話があり、そこでは決められた通りに栽培すれば野菜は勝手に出来る、キャベツの栽培には農薬を32回使用していたということでした。そこで、「生協の生産者は農薬を使うのではなく、土作りを大事にされていますよね」と質問すると、「土作りを大事にするというより、僕らは土作りしかしていません。土がしっかりしていれば、あとは野菜が勝手に育つのです。」とのこと。私たちはどうしても「人が野菜を育てている」と思いがちですが、山口さんの言葉から野菜には野菜の生きる力があることに気付かされました。水や土、太陽や虫など自然の力と共に野菜の生きる力を引き出してやっているところが伊賀有機農産供給センターらしいなぁと思えます。
参加者の中には、実際に野菜作りをしている人から話を聞くのは初めて!という組合員も大勢いて、感想には「今まで何も考えずにスーパーで買っていましたが、考え方が変わりそうです。生産と供給の方法を考えることで、安心で安全な野菜をお手頃な価格で食べられることがとてもありがたいと思いました」「生産者のお話を聞けたことは本当に良かったです。人間のことだけではなく、地球全体を考えて農業をされていることに感動しました。スーパーの野菜も誰かに作っていただいていることに変わりはないのですが、やはり思いのたくさん詰まった野菜を食べていきたいと思いました」など、聞けて良かったという声が多数ありました。
最後に、野菜を使った時短料理の実習を行いました。こちらも「シンプルな調理であるだけにアレンジもしやすくて良かった」「決まった調理法しか知らず、カブを炒めたりする発想はなかったが、美味しいと気付いたのでいろいろな調理法にチャレンジしていきたい」といった感想が出るなど好評でした。
産直交流部会 柳川久美子
伊賀有機農産供給センターは三重県伊賀市にある有機農家のグループです。
1984年「美しい大地と空を子どもたちに」との思いからグループを立ち上げ、自然にある「命の環」の中で生きたいと願い、季節ごとにそのとき採れる旬の野菜を露地栽培することを基本としています。
農地として決して適した土地ではないそうですが、志を同じくする者が県内外から集まり30数年の歴史の中で、20~60代の生産者が育っています。
そんな伊賀から今回は研修生も含めて5名の生産者が来阪しました。たくさんの伊賀の光景や収穫された野菜の写真と、野菜の種まきから出荷までをクレヨンで描いたカラフルな掲示物に、会場の調理室の中は華やいだ雰囲気に。そこへ、赤ちゃんをおんぶしたお母さん方も次々と入ってこられて、交流会会場は一気に活気に満ちてきました。
初めに産直交流部会から生活クラブ生協大阪の「やさいBOX」の説明がありました。栽培期間中化学合成農薬と化学肥料は使用しない、青森県から熊本県まで13産地の旬の野菜で企画された「やさいBOX」は、組合員が毎週利用する登録システムで成り立っています。登録という食べる約束があることで生産者は安心して農業に励むことが出来るし、私たち組合員にとっては、市場に出回るオーガニック野菜より購入しやすい価格で利用することができます。
生産者からの話が始まると、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。山口さん夫妻からは伊賀のグループに入る前は長野県の生産法人でキャベツやレタス作りを習ったという話があり、そこでは決められた通りに栽培すれば野菜は勝手に出来る、キャベツの栽培には農薬を32回使用していたということでした。そこで、「生協の生産者は農薬を使うのではなく、土作りを大事にされていますよね」と質問すると、「土作りを大事にするというより、僕らは土作りしかしていません。土がしっかりしていれば、あとは野菜が勝手に育つのです。」とのこと。私たちはどうしても「人が野菜を育てている」と思いがちですが、山口さんの言葉から野菜には野菜の生きる力があることに気付かされました。水や土、太陽や虫など自然の力と共に野菜の生きる力を引き出してやっているところが伊賀有機農産供給センターらしいなぁと思えます。
参加者の中には、実際に野菜作りをしている人から話を聞くのは初めて!という組合員も大勢いて、感想には「今まで何も考えずにスーパーで買っていましたが、考え方が変わりそうです。生産と供給の方法を考えることで、安心で安全な野菜をお手頃な価格で食べられることがとてもありがたいと思いました」「生産者のお話を聞けたことは本当に良かったです。人間のことだけではなく、地球全体を考えて農業をされていることに感動しました。スーパーの野菜も誰かに作っていただいていることに変わりはないのですが、やはり思いのたくさん詰まった野菜を食べていきたいと思いました」など、聞けて良かったという声が多数ありました。
最後に、野菜を使った時短料理の実習を行いました。こちらも「シンプルな調理であるだけにアレンジもしやすくて良かった」「決まった調理法しか知らず、カブを炒めたりする発想はなかったが、美味しいと気付いたのでいろいろな調理法にチャレンジしていきたい」といった感想が出るなど好評でした。
産直交流部会 柳川久美子