エネフェス2017・レポート 自然エネルギー部会
■ はじめに
生活クラブ大阪では、昨年「生活クラブでんき」への切り替え普及活動を開始しましたが、今年度から「自然エネルギー部会」と名をかえて活動を継続しています。
「エネフェス2017」は、今年度はじめて開催するイベントとして企画し、6/23(金)に実施しました。
イベントの目的は、エネルギー・電気について様々な角度から考え、組合員と共に情報を共有することにあります。
すでに「生活クラブでんき」に切り替えた方々を中心として、新たな仲間づくりをすすめるために「お友達紹介キャンペーン・エネカード」などの企画も用意しました。
■ イベントの概略
まず、イベントの概略をご紹介します。
1.「生活クラブでんき」で自然エネルギーをえらぼう パワーポイント版(約15分)
なぜ、生活クラブでは自然エネルギーを選ぶことをすすめているのか、その理由(ワケ)を考える原点に立ち戻りたいとの思いで、用意しました。主なストーリーは、以下のとおりです。
・電気の契約を切り替えた組合員の声
・理由1:原発の何が問題とお考えですか?
・理由2:エネルギー資源の海外依存は問題ですか?
・理由3:節電・省エネはなぜ大切なの?
・理由4:地球温暖化問題とエネルギー問題との関係は?
2.省エネゲーム(30分)
参加者をチームに分けて、チーム毎にゲームを通して省エネについて考え、コミュニケーションすることを目的としています。
ゲーム感覚で、家庭の電気やエネルギーの利用を10年という期間で考え、どのような消費行動をとるのが、真の「節電・省エネ」になるかを競いながら、楽しみました。
チームで競うポイントは、10年間の金銭面での節約と、CO2排出量の低減をはかることです。
電気料金の安いところだけに目を奪われて、電気の購入先を選ぶと本当の節電にならないということを実感できるワケです。
3.生活クラブエナジーの電源表示と今後の自然エネルギー発電計画(約5分)
生活クラブの電気は、自然エネルギー(再生可能エネルギー)を最大限取り入れ、関西エリアでは90%を超える比率を達成しています。
電源の内訳の意味を紹介すると共に、関西電力や大阪ガスなどの他社との比較をしながら、考えてみました。
4.自然エネルギー基金について(約5分)
「生活クラブでんき」では、将来計画を見据えて、自然エネルギー基金への参加を呼びかけています。電気料金の5%を基金に投資することになります。基金への参加者が約35%にも及び、参加組合員の意識の高さが世間からも高く評価されています。基金は今後の発電計画や拡大活動に利用されていきます。
5.甲状腺検査活動について(約5分)
「福島の子どもと知る権利を守る活動」の一環として、甲状腺検査活動の概略と関西での取り組み状況を紹介しました。
年を経て行われる継続的な取り組みなので、関心を失うことなく、続けていくことの大切さを紹介しました。
●エネフェスで実施した内容を、地区などの企画でとりあげてみたいといったご相談も受け付けています。自然エネルギー部会まで、お問い合せ下さい。